URBAN FARMERS CLUB

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未来を耕そう

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マイクロファーミングの愉しみ

毎日のお料理につかうハーブや薬味が少しだけ欲しくてスーパーに買いにいくけど、全部使いきれなくて、しおれさせちゃった、とか、お店で食べたハーブペースト作ってみたいけど、材料買うと、結構コストかかるなー、という体験ありませんか?

 

だったら、我が家のキッチンで使うものは、自分で少しだけ育てて見るのはどうでしょう!?

ずっと都会暮らしの私は「野菜は買うもの」と疑わずに生きてきました。UFC発足のきっかけにもなった渋谷の屋上の畑を見学に行った時、生まれて初めてにんじんを収穫させてもらって、土から生まれたばかりのにんじんの味と香りにノックアウトされちゃって、、、その後、1年前から区民農園で畑を借りられることになり、今 私は二子玉川で野菜を育てています。初めて種を蒔いて芽が出た驚きとうれしさを共有したくて、種を蒔いた小さなポットを友人に配ってみたのですが「畑じゃないと育たないんでしょ?とか「収穫までに手間がかかるんでしょ?」とみんなおよび腰。ならばと考えたのがマイクロファーミングです。

 

キッチンやベランダで毎日摘みたてのサラダやハーブやからあふれる香りと生命力を生み出すことができれば、見慣れたテーブルがフレッシュになるはず!

大きな畑がなくても、地方に移住しなくても、毎日の暮らしのなかで楽しむことができるMICRO FARMING(マイクロファーミング)は、毎日の暮らしにフレッシュな空気を入れて暮らしを耕すということだと思うんです。

 

でもね、わざわざ植木鉢を買ったりしなくても大丈夫!使った後のペットボトルやプラスティックカップでも、育つのに時間がかからないものを選べばちゃんと収穫できます。あれこれ試行錯誤した私がオススメするのは、レタス類やスプラウト。
少しづつ種を
蒔く時期をずらして育てれば、毎日フレッシュなサラダが食べられますよ!例えば、ベビーレタスなどの葉物は1週間程度で発芽。たくさん芽が出たら、間引きをしながら約30日で収穫できます。間引きした葉っぱもベビーリーフとして食べられます。

 

方法はかんたん!

容器(植木鉢はもちろん牛乳パック、ペットボトルのリユースでもOK)に、下からパーライト(軽石)→小粒の赤玉土→培養土を順番に容器の縁まで1センチくらいまでいれて表面をならしたら、フォークの背を使って、深さ0.5センチほどの溝をつくる。

その溝のあいだに、パラパラと種を蒔き、溝の両サイドの土をつまむように、種に土をかぶせ、種がすべてかくれるように埋まったら、指でそっと押さえる。

その後、霧吹きでやさしく土を湿らせてください 。最初の芽が出るまでは、かるく新聞紙などをかぶせ、風や直射日光があたらないよう気をつけてくださいね。
底に穴が開いてない容器を使う場合、容器の下の方の側面にドライバーなどで空気が出入りする穴を10個ほど開けてください。側面に開けるのは、土がジャリジャリ出てこないため(室内に置く際に大切なポイント!)

水やりは、表面が乾く前に、目安は朝晩2回 霧吹きでやさしく。底に水がたまらないよう、一度に大量のお水をあげないでくださいね。透明な容器で栽培すると、根っこが延びる様子が観察できておもしろいですよ~。

 


畑での野菜作りとマイクロファーミングの違いは、朝晩、時間があればずーっと野菜たちをみていられること。畑に行かずとも、小さな芽が出た時のかわいさを愛でたり、太陽の光や土を栄養にして毎日少しづつ大きく育った葉っぱを収穫して、その香りと苦味を味わってみてください。