URBAN FARMERS CLUB

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未来を耕そう

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おもはら やさいの森

UFC設立後、一番最初に誕生した畑。それが、東急プラザ表参道原宿の6Fにある「やさいの森」です。

植栽豊かなウッドデッキが広がり、晴れた日には富士山が見えるほど眺望も素晴らしく、そしていつも心地よい音楽が流れている都会のど真ん中のチルアウトな空間。ここに、山梨県の森から出た間伐材(檜)を活用し、2m四方のプランター4基を設置したのは、2018年の4月。

UFCが作る畑は、土の運び込みや組み立てなどの作業もその大半をメンバーたち自身の手で行なっていますが、その慣例ができたのも、ここ「やさいの森」誕生時に、資金もない中、どうやって施工しようかと悩んでいたところ「それなら自分たちの手でやりましょう」と自然発生的に多数のメンバーからの声が上がり、作り上げたことから始まっています。

商業施設のため、営業時間内の施工作業はNGとのことで、夜の8時に有志のメンバー20名ほどで、土嚢に詰めた土(およそ400袋!)を保管場所から運び込み、すべて人力で持ち込み、その後、到着した木材を自分たちで組み上げました。

 

「やさいの森」は、この場所をアーバンファーミングに解放してくださった東急不動産と渋谷区に本社を構える伊藤園とキユーピーという共に「食」と「健康」を届ける3社がパートナーとなりUFCと共同で運営をしていますが、設立当初から、コンセプトがはっきりとありました。そのコンセプトは、今も畑の横に設置されている看板にメッセージとしてこう書かれています。

「このやさいの森では、たくさんの「育む」が育っています。

地元の子どもたちとの食育プロジェクトを始め、この街に暮らす人や働く人たちが、ここで、ともに土に触れ、やさいを育て、収穫して食べるという体験をすることで、これまでになかったつながりが生まれ、新しい街のコミュニティが育まれるようになりました。

これからの商業施設として、商品を購入する=消費の場としてだけでなく、このような「育み」という小さな種をまいていくことが豊かな未来へと耕してくれることにつながるのではないかと考えています。」

地元の保育園と連携し、毎年、ルッコラやレタスなどのサラダハーブ や、ニンジンなどを園児たちと種まき、間引き、収穫まで一緒にしながら最後に自分たちで育てた野菜を食べるところまで、都会ではなし得なかった「育てて、食べる」食育プログラムを提供しています。