URBAN FARMERS CLUB

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未来を耕そう

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トマトのタネまき

4月に入り我が家のベランダも一気に春らしくなってきました。

レモン, ブラックベリー, ブルーベリー, ローリエなどの樹木類が次々と芽吹き、つぼみがふくらみ、花が咲き始めたりしています。

 

冬の間ひっそりしていたプランターの雑草たちもいっせいに成長

を始め、中でもトキワハゼという紫色の小さな花を咲かせる草は、うちのベランダでよく見る草で、色の少ないベランダをちょっぴり和ませてくれるので、野菜栽培の邪魔にならない程度に抜かずにそのままにしています。

レモン つぼみが膨らんできた

 


ブラックベリー 葉が一気に芽吹いてきた

 


ローリエの花                                            ブルーベリーの花

 


トキワハゼ ニラの鉢から生えてきた

 


マメカミツレ ローリエの鉢から生えてきた。
カモミールの仲間らしいがハーブっぽい香りは無い 。

 

前回、トマトのタネ選びの悩みの記事を書いたら、

小倉さんがUFCのトマトのタネを提供してくれたので、

今年はこのタネを育てることにしました。

小倉さんが用意してくれたタネが10品種くらいあったので、

ここでも軽くタネ選びの沼にはまったけど(笑)、

この中から、ジャパンブラックトリュフ、ピエンノロ、

スウィーティーチェリー、長谷川さんのマイクロトマト、

の4品種を選びました。

 

まずジャパンブラックトリュフ。

これまで見たことも聞いたこともない名前!

トマトなのにトリュフ? しかもブラック! しかもジャパン??

見た目がトリュフのようなトマトなのか、はたまたトリュフのように希少なトマトなのか? まったく想像がつかないこの名前に

とにかく引きつけられた。

 

次にピエンノロ。

これもUFCに参加して知った品種で、日本ではなかなかお目にかかれない品種らしい。調べたら ピエンノロはイタリア語の方言で「吊り下げる」という意味だそうで、収穫したトマトを吊り下げて保管する事からこの名前になったそう。

 

次にスウィーティチェリー。

これはいわゆるミニトマトの品種だそうで、なんだか松田聖子の

曲に出てきそうな可愛らしい名前なので選んでみた。

 

最後は、長谷川さんのマイクロトマト。

「長谷川さん」ってどんな人なんだろう〜、

日本のどこかでマイクロトマトを育て採種し続けている、

この ”長谷川さん” という方にとにかく興味がわき起こった。

 

あとUFCからもらったタネ以外に、赤とオレンジのミニトマト

(ミニキャロル)も種まきしました。今年はこの2種とUFCの

タネ4種の計6品種を育て、成長の様子をお伝えします。

今年は3月26日にタネまきをしました。

容器は納豆のカップを洗って集めておいて種まき用のポットにしました。少量の種まきならこれで十分、黒ビニールポットを買わなくて済みます。カップの底に水抜き用の穴を空けるのを忘れずに。

他にも紙パックや紙コップなど再利用できるものがあると思うので

色々試してみるのも楽しいと思います。

もちろんうちでは通常の黒ビニールポットも使ってます。

こちらは繰り返し使えて丈夫で長持ちと使い勝手が良いので、

うちではイチゴ苗のように長く育苗する時は黒ビニールポットを

使ってます。用途に合わせて使い分けて下さいね。

 

種まきの土はプランターの土をそのまま種まき用にも使っています。うちではもう何年も種まきしてみて問題なく発芽してる事や、これ以上ベランダに土を増やしたくないという事情もあるのですが、迷った時は種まき専用の土を使ったほうが確実だと思います。

 

タネは1ポットに3粒ずつまきました。

そして土を軽くかぶせて水やりをしたら完了です。

2週間くらいで芽が出てくると思います。芽が育ってきたら

育ちのいい芽を1本選んで大きめのポットに植え替えます。

このタネをまいてから芽が出てくるまでの約1〜2週間が、

家庭菜園をやってる中でも特にソワソワ,ワクワクする期間です。

 

「今日は昨日より寒いな〜、気温が全然上がらないじゃないか!

種まきの日がちょっと早すぎたんじゃないのか?」

「土はやっぱりタネまき専用のを使えばよかったかな〜」

「タネをまいた穴の深さがちょっと深かったかな〜」

「今日は1日中仕事でベランダを見れない・・昼間に急に晴れて

暑くなってきたらどうしよう・・水やりはあれで足りてたかな〜

土が乾いてたらどうしよう!」

「ヤバイ!水やりの水量が強すぎた!土がちょっと流れたも・・」

「日当たりはあの場所の方が良さようだな〜、プランターを移動

したほうがいいかな〜。」

「おや、ここちょっと土が盛り上がっているような・・、

もしや、いよいよか!」

 

とにかく気になってしょうがない。

そんなこちらの気持ちを分かってくれたかのように、ある朝起きていつものようにベランダに出て、土の中から小さな芽がついに顔を出してるを見つけた時は、それはもうなんとも言えない感動と安堵の入り混じった不思議な感情が沸き起こってくるのです。

それは野菜に限らず、植物を育てるという行為の中でも特別な瞬間だなあといつも感じてます。

 

思っていたより少し早く、4月6日に最初に発芽したのは

ジャパンブラックトリュフでした!

その後も、まいたタネ全てではないけどほぼ順調に発芽してくれて、4月12日には6品種すべて無事発芽しました。

(スウィーティチェリーがちょっと小さいなあ・・)

まずは一安心、といったとこです。

 

 

イチゴの様子

イチゴは葉が二回りくらい大きくなりました。6株中2株に早めに花が咲いて、受粉がうまくできてるかどうか微妙な時期だったど、受粉がなんとかうまくいったのか、実が大きくなり始めました。

でもほかの4株はまだ花芽が出てこない・・。去年は実が収穫できたのが5月下旬だったので、このあと花芽が出るのを期待しながら様子を見る事にします。

それから、この時期から”ランナー”という茎が伸び始めます。

ランナーはイチゴが子孫をつなぐための大切なもので、

新しくイチゴの苗を育てる時にこのランナーを使います。

ただ、このランナーは放っておくと次々伸びてきて栄養分を取られてしまうため、イチゴの実を収穫し終わるまでの間は、栄養分を実のほうに集中させて成長を充実させたいので、この時期に出てきたランナーは取ってしまいます。イチゴの実の収穫が終わった後からでもこのランナーはガンガン伸びてくるので、苗を育てる時は

イチゴの実を収穫し終わってからのほうが良いと思います。

 

ジャガイモ

ジャガイモも葉が一気に大きく育ってきました。

高さが10〜15cm位になったら”芽かき”という作業をします。

1株から芽が3本出てきたので、一番小さい芽を間引いて、

1株2本にしました。(作業は3月27日にやりました)

1株から3本の芽が出ています。

左の矢印1の芽が1番小さいので、この芽を抜きます。

根ごと抜き取ります


2本に間引いた状態

通常、芽かきは3本残した方がイモの数が増えていいんだけど、

プランターで栽培面積が狭いので、今回は1株2本にして葉に光が

当たりやすくして栄養分を集中させ、イモの総数は少なくなるけどイモ1個あたりの大きさを少しでも大きくなるようにします。

4月12日現在の様子 一気に葉が大きくなってきました。

 

今月は以上です。

ありがとうございました 。