URBAN FARMERS CLUB

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未来を耕そう

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冬は鍋

(すでに10月に入ってしまい、種まきなど記事とだいぶ時差ができてしまい、 

 栽培の参考にならず、すいません・・。) 

 残暑厳しい8月の真っ只中、夏野菜もまだまだ元気に育ってる中、 

それは静かに始まる。 秋冬野菜の種まきだ。 

プランターには夏野菜がまだ育ってて、秋冬気分にはなかなかなれないけど、 

8月中に種まきしておいた方が良い秋冬野菜は少なくないのだ。 

 秋冬野菜は毎年ほぼ作る野菜が決まっている。 

白菜、水菜、春菊、ネギ、の4種、「鍋野菜」だ。 

 

  プランターがまだ空いてないので、種まきは小さなポットに播きます。 

  ポットといっても納豆のカップを利用したものだけど。 

  ネギ以外の秋冬野菜は814日に種まき。写真は10日後の824日の様子。 

  芽がすべて出揃ってかわいい。 

 我が家では冬場は週に2回は鍋料理なので、ベランダで鍋野菜を育てておけば、 

収穫して数分後にはもう鍋の中だ。野菜を買いに行く手間も少しだが省ける。 

もちろん狭いベランダで育ててる量だけではとてもひと冬は持たないので、 

野菜は購入する事のほうが多いんだけど、時には鍋の中の野菜はすべてベランダで 

採れたものだけ、っていう事もできて楽しい。 

ネギだけは5月に小さいプランターに種をまいて、夏の間は葉ネギとして 

食べていたものを、ネギの白い部分を大きく太く育てるために、 

根ごと一度取り出して1本ずつにバラして大きなプランターに植え替えます。 

 

 

夏の間は葉ネギとして使ってたけど、使いきれずに伸び放題。  

 

これを土ごとプランターから取り出して・・、 

 

根っこをなるべく切らないように一本ずつに分けて・・、 

 

 

大きく深めのプランター(80cm)に土を3分の1くらい入れて、 

育ちの良さそうなネギを16本選んで均等にならべて・・、

 

土に指で穴を開けて、根と下の白い部分までが土に埋まるように植えます。 

このあと、ネギが成長するごとに土をかぶせていき、ネギの白い部分を伸ばします。 

 このネギ、品種は九条ネギなので、本来は長ネギのように白い部分を伸ばす育て方は 

しないんだろうけど、どうなるか実験してみることにした。 

 残ったネギはまた葉ネギとして使うために、別の小さめのプランター(50cn幅)に 

間隔を狭めにして植え直します。こちらはかなり間隔を詰めて植えて大丈夫です。 

このプランターに30本くらい植えてます。 

 

 

*植え替えた直後はクタっとしてるけど、2〜3日で真っ直ぐになります。 

 水菜と春菊も納豆カップから一度牛乳パックに植え替えて、 

このあとプランターに定植しました。 

      

 

 

ちなみに水菜と春菊は9月に入ってからの種まきでも十分間に合います。 

鍋野菜4品種はいずれも葉野菜なので、カラフルな夏野菜に比べると、 

ベランダの景色が緑一色で若干地味だな〜と思う事があり、 

もう少しベランダの見た目が楽しくなる鮮やかな野菜もあるといいな〜、 

とも思い、鍋野菜以外に毎年ブロッコリーやカリフラワーも育てていて、 

今年はロマネスコとオレンジカリフラワーを育てることにした。 

ロマネスコは形のインパクト、オレンジカリフラワーは鮮やかな色で、 

それぞれベランダ菜園を楽しく飾ってくれるはず。 

 

 *種まきから約1ヶ月後のロマネスコとカリフラワーの苗。 

   右側の大きな葉の苗は白菜。 

 

ロマネスコは育てた経験があるので何となく栽培のイメージはできるんだけど、 

オレンジカリフラワーは初挑戦。うまく綺麗なオレンジ色になってくれるのか? 

というかそれ以前にちゃんと実が大きく育ってくれるのか? 

 

 

*9月15日プランターに定植。手前から、白菜、オレンジカリフラワー、ロマネスコ、 

   それぞれ2株ずつ。この後、防虫ネットをかけて植え付け完了。 

   収穫は、白菜は11月頃、カリフラワーは来年1月頃の収穫予定。 

去年はロマネスコがヒヨドリに葉っぱを食べられてしまい、実が途中から大きくならなくなってしまうという失敗があった。鳥対策を何もしてなかったので当然だったんだけど、逆に途中からヒヨドリが葉を食べてる様が面白くなってきて、ヒヨドリが来るのを待ち構えて写真を撮ったりして楽しんだせいで葉っぱはボロボロ、実は小さなままに・・・。 

ただ、不思議だったのは、ロマネスコの葉はあんなに食べるのに、実のほうにはまったく手を(クチバシを?)つけない事だった。ヒヨドリにとっては葉っぱの方がうまいのか? 

今年は食べられないよう、しっかり鳥対策をしよう。 

最後に、6月の始めに種をまいた黒豆エダマメが残っていた。 

黒豆はほかの枝豆に比べて収穫時期が遅い晩生品種なのは分かっていたけど、 

さすがに9月中には収穫できるかな〜と思っていたが、甘かった・・。 

 

夏が過ぎ、涼しくなり始めても枝葉が茂るばかりで、一向に実がつく気配が無い・・。 

なんとか暑い夏の間に、”ベランダの枝豆でビール!” を楽もうと思ってたのに・・。 

9月も後半になってやっと小さな可愛い紫色の花が咲き始め、10月に入ってやっと 

収穫できるくらいのサイズの実ができた。 

 

 

*エダマメの花、3mmくらいのとても小さな可愛い花が咲く。 

 

 

実のつき具合も今ひとつで、狭いプランターに8株も植えたせいもあるのかも 

しれないが、枝葉の茂りっぷりに対して実はたったのこれだけ。 

一粒ざやも多くて、とても成功とは言えない出来だ。 

 

 

 黒豆エダマメは時間はかかるけど、上手に育てればもっと収量も多く 

味も濃くて抜群においしい。 

狭いプランターには不向きなのかもしれないけど、 

またいつかチャレンジしてみよう。