URBAN FARMERS CLUB

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未来を耕そう

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恵比寿ガーデンプレイス

UFC設立の前年、まだ代表の小倉が渋谷のライブハウス「TSUTAYA O-EAST」屋上に畑を構え、weekend farmersとして活動していた2017年、恵比寿ガーデンプレイスとのアーバンファーミングの取り組みが始まりました。

それまでガーデンプレイスを彩っていた花卉用のプランター6基の土を取り替え、畑用のプランターとして活用したことが始まりです。もともと花卉用のプランターのため、深さが20cmほどしかないこともあり、このプランターはサラダハーブ に特化した畑として、地域住民や恵比寿ガーデンタワーのワーカーさんや近隣の飲食店の方々など多様なメンバーで日々の栽培を行っていました。

そして、UFC設立後は、東急プラザ表参道原宿の「やさいの森」と同様に、近隣6園の保育園と連携して、園児たちと毎年野菜の種まき、間引き、収穫までの一貫した「育てて、食べる」食育プログラムを実施しています。

ガーデンプレイスは施設の構造上、乾燥したビル風が吹くことが多く、そのため土も乾燥が早く、作物によっては育ちづらい作物があったり、適宜、土のメンテナンスを必要とするなど、都会で作物を育てることの障壁を一番実感する畑でもあります。しかし、そんな中、日頃お世話していると、通りすがりの方々から声をかけられることがもっとも多い畑でもあります。朝は近隣住民の方々(特に犬の散歩などされている方々が多いです)、昼は散歩に来た保育園児や幼稚園児たち、さらには買い物に訪れたママさんたちなど、開かれた場であるガーデンプレイスだからこその畑を通じた出会いが多い場所でもあります。嬉しいことに、そんな偶然の出会いから、現在はUFCに参加し、メンバーとして活動している人もたくさんいます。

そんなメンバーになった方々の多くが「これまでもベランダで野菜を育ててみたいと思っていたのだが、何から始めればいいのかわからなかった。こうしてUFCに参加すると、具体的なノウハウも身につけられるし、たくさんの仲間と知り合えたことが楽しい」という声を多く耳にします。

アーバンファーミングとは、もちろん、都会でも自分たちが食べたい野菜を育てられるようになることが目的のひとつでもありますが、こうして同じような価値観を持った人たちが集える場として、かつての公園や長屋のようなオルタナティブなコミュニティの拠点としての役割も果たしてくれるのです。