URBAN FARMERS CLUB

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未来を耕そう

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場所がない

まずい・・・。

調子に乗ってトマトを6株も植えたせいで、ほかの野菜を育てるスペースがほとんど無くなった・・。去年まではトマトは4株までと決めていたのに、今年小倉さんにUFCのトマトのタネを提供してもらって、その種類の多さについテンションが上がってしまい4品種も選んでしまった。自分で買ったミニトマトのタネも2品種ある。植える場所も無いのについタネや苗を余計に買ってしまうのは家庭菜園あるあるだ。

あとエダマメとオクラとキュウリを育てたいのに・・・。

オクラは息子の大好物で、ここ数年ベランダで毎年育ててる我が家の定番野菜だ。

エダマメは妻と私の夏のビールのおつまみに毎年かかせない。

なんとか場所を作らなくては・・。あと空いてるスペースといえばエアコンの室外機の前だけだ。いやいや、ここは夏場に室外機の風をまともに受けてしまう。とても野菜が育つとは思えない。ジャガイモがもうすぐ収穫できるから、そうすればプランターがひとつ空く。それまでとりあえずポットにタネをまいて苗を育てながら考えよう。

場所の事はとりあえず後回しにする事にした。

 

エダマメ

まずはエダマメだ。ジャガイモが収穫できればそのプランターが空くから、そこにエダマメを植えよう。それまでカップにタネをまいて育苗しながら、ジャガイモの収穫を待とう。

5月25日にタネまき。

今年は丹波黒大豆という品種を選んだ。このエダマメは以前いただいたものを食べた事があって、味が濃厚で美味しい。しかもタネまき適期が6月上旬と比較的遅めなので、今のプランターの空席待ちの状況にもちょうどいい感じ。ただ、晩成品種なので暑い夏の間までに収穫が間に合うかどうか・・。

丹波黒、しばらくこの納豆カップで頑張ってくれ!

 

ジャガイモ

ジャガイモは葉が黄色くなったら収穫のサインなんだけど、数日目を離した隙に

一気に葉が枯れたので、5月31日にジャガイモ収穫しました。

イモ類全般に言える事だけど、ジャガイモは掘り起こすまでイモ本体の成長具合が見えないので、その分掘り出す時のワクワク感が高くて、ちょっとしたお宝探しみたいな気分が味わえます。

今回このプランターで計885gのイモが収穫できました。元のタネイモの重さが

約110gでそれを2つに切り分けて植えたので、1つのタネイモから約8倍の量の

イモが収穫できた事になります。プロの農家さんだと通常20倍くらいの量になる

そうなのでとてもおよばないけど、狭いプランターだとこのくらいなのかな〜と。

よしっ、これでプランターがひとつ空いて、エダマメが植えられるぞ!

丹波黒、待たせたな!

エダマメは肥料(特に窒素分)が比較的少なめで栽培できる作物で、植えつけ前に入れる堆肥も少なめにします。なぜかと言うと、エダマメを含むマメ科の植物は根に根粒菌という菌と共生していて、植物の栄養素である窒素を根粒菌がアンモニア態窒素という植物が吸収できる状態に変換してマメ科の植物に供給してくれる働きを持っていて、逆に根粒菌は宿主であるマメ科植物が葉から光合成で作った養分を分けてもらうという素晴らしい共生関係がこの植物の中に築かれてるのです!

肥料を多く入れすぎると、枝葉ばかり茂って実の付きが悪くなってしまうようです。

写真は去年ベランダで育てたエダマメの根粒菌です。

6月2日にプランターに8株植え付けました。間隔がちょっと狭すぎたかも。

 

 

キュウリ

キュウリは場所が無いので、とりあえず牛乳パックにタネまきして育苗しながら

植える場所を考える事にします。

4月25日にタネまき

このくらい大きくなればもうプランターに植えられるんだけど・・。

途中で大きめの5号ポットに植え替え。早くプランターに植えてあげなくては・・。

結局、一株だけプランターに植えることにしました。本当は2株植えたかったけど、

一株だけならギリギリ室外機の風が当たらない位置にプランターを置けるので。

3本の竹支柱に螺旋状にクルクル巻きつけるように仕立てます。

 

 

オクラ

オクラは数年前からタネ採りをしていて、今年も年採ったタネを使います。

オクラは移植を嫌うらしいので、ポット育苗ではなくプランターに直接タネをまきます。5月25日にタネまき。自家採種したタネは発芽率が心配なので多めに8粒まきます。

プランターのサイズは直径30cmの円筒形のものです。

芽が出て本葉が2枚くらい出てきたら3本に間引きます。

6月14日の状況、育ちが良いのを3本選んだら間隔が片寄ってしまった。

 

 

トマト

トマトはプランターに植え替えたら一気に成長が加速したので本支柱を取り付けました。写真左から、長谷川さんのマイクロトマト、スウィーティチェリー、ピエンノロ、ジャパンブラックトリュフ(ここまでがUFC提供のタネ)、ミニキャロル赤、ミニキャロルオレンジ の計6種。

5月25日、支柱を立てた時の状況、ベランダは風が強いのでしっかり多めに

立てるんだけど、6株だとさすがに支柱の圧迫感がすごいな。

 

トマトは定植してから「わき芽かき」という作業をします。

茎と葉の付け根あたりから小さな茎葉が伸びているのがわき芽です。

このわき芽をそのままにしておくと、本体の茎と同じくらいに成長して養分が分散してしまい、実のつき具合が小さくなったりするので、通常わき芽は小さいうちに取ってしまうのですが、私はこのわき芽のうち、実ができている果房のすぐ下の葉の付け根から出てくるわき芽はすぐには取らないようにしています。わき芽はほぼすべての葉の付け根から出てくるのですが、果房のすぐ下から出ている葉の付け根から出るわき芽は他のわき芽よリも成長が早く大きくなるという性質があるのでそれを利用します。トマトに限らず野菜を育てていると作業中に時々誤って茎をポキッと折ってしまうことがあって、特にその折れた部分が成長点だったらその野菜はそれ以上育ちません。その万が一成長点を折ってしまった時の保険としてわき芽を残しておけば今度はそのわき芽が代わりにグングン成長して本体と同じように実をつけてくれます。残したわき芽は次の新しいわき芽が成長してくるのを待ってから取ります。

この、わき芽をすべて取りながら育てる方法を「1本仕立て」といいます。

トマトの栽培法はこの1本仕立てが基本というか一般的で、逆にわき芽を数本残したり、取らずに育てていく方法(2本仕立て、3本仕立て、ソバージュ仕立てなど)もあって、それぞれメリットデメリットがあるので、調べて育ててみるのも楽しいですよ。

 

6月11日現在のトマトの状況です。高さは1mくらい、べランダの柵を越えてきました。

どのトマトも3段目まで実がついて、あとは色付いて熟すのを待つばかりです。

特にジャパンブラックトリュフは一体何色になるんだろう?ブラックという名前の通り

黒っぽい色なのか?ほかの品種がほぼミニトマトの中で、唯一の中玉なので存在感も強い。(ピエンノロも中玉品種になるのかな?)

 

収穫が楽しみだ。

ジャパンブラックトリュフ

ピエンノロ

スウィーティチェリー

長谷川さんのマイクロトマト

ミニキャロル

 

今月は以上です、ありがとうございました。