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悩みのタネ トマト編

3月に入るとなんだかソワソワし始める。

夏野菜のタネを買う季節がやってくるからだ。

中でもトマトだ。

トマトは絶対外せない。

夏の家庭菜園の絶対的王者だ。

で、今年はどんな品種のトマトのタネを買おうか?

そういえば去年はどんな品種を育てたんだっけ?

我が家のベランダのプランターでは

トマトは4株しか植えないと決めている。

というか4株以上植えると、

ほかの野菜を育てるスペースがほぼ無くなる。

ではその4株のトマトのタネ選びをどうするか、

ここが毎年悩みのタネになる。

まずミニトマトは外せないな。

あと大玉トマトも育てたいな。

色も赤だけじゃなく黄色とかいろんな色のを植えたら

ベランダがカラフルでにぎやかになるぞ。

ちょっと種苗会社のホームページを覗いてみるか。

おお~、たくさん種類があるぞ、これは選ぶの迷うな~。

おっ、”桃太郎” か、日本のトマトの大定番品種、育ててみたいな~。

でも ”桃太郎” と一口に言ってもいろんな種類があるな。

ホーム桃太郎、桃太郎ホープ、桃太郎ファイト、桃太郎エイト、

桃太郎ワンダー、桃太郎ゴールド、桃太郎グランデ・・・・・・・。

・・・桃太郎っていったい何人いるんだ・・・。

ふむふむ、桃太郎には家庭菜園向けとプロ農家向けの品種があるのか。

・・・プロ向け品種・・・、マニア心をくすぐるその響き・・・。

だめだだめだ、

プロ向け品種はきちんと管理された施設でないと難しい。

雨ざらし野ざらしの狭小ベランダプランター なんかじゃとても無理だ。

大体、大玉トマトは過去にも何回か育てたけど、

ほぼ裂果させてしまってるじゃないか。

う~ん、とりあえず大玉は後回しにしてまずミニトマトを選ぶか。

ミニトマトは大玉に比べたら育てやすいし。

ちょっと別の種苗会社も見てみようかな。

赤、黄のほかにもいろんな色のミニトマトがあるな。

トスカーナバイオレット? 紫色の品種か~,きれいだな~

アントシアニン多そうな名前だ。

緑色のトマト !? 名前もズバリ ”ミドリちゃん”。

これって熟し具合どうやってわかるの?

おっ、海外の品種のタネもあるぞ。

見たことない珍しい品種のトマトもいっぱいある。

こうゆうのもマニア心をくすぐられるわ~。

固定種、在来種を扱ってるタネ屋さんもあるぞ。

昔からその地域で代々育てられ受け継がれてきたタネか、

こういうタネもすごく気になる、育ててみたいな~、

昔の品種のトマトってどんな味なんだろう。

そういえば去年育てたミニトマトのタネどりをしたな。

あのタネもまいてみないとな~、

でもベランダで適当に自家採種したタネなんてうまく育つのか?

失敗するのも嫌だしな~、4株しか育てられないし。

やっぱり育ちのいいF1品種のタネを新しく買った方が確実で安心かな。

値段のほうも見てみよう。

ほかの野菜に比べて高いな~、6粒で720円ってのもある!

さすが家庭菜園の王者の貫禄、といった感じだ。

でも以前ホームセンターで見たタネは

もう少し安かったような気がする。

よしっ、ホームセンターも一回のぞいてみよう。

うーん、やっぱりタネ売り場に来ると選ぶのに迷うな〜、

つい余計に買ってしまいそうな誘惑に駆られる。

おっ?このタネは値段が比較的安いぞ、

メーカーは、・・アタリヤか。

アタリヤのタネってホームセンターなんかでよく見かける。

安いのは魅力なんだけど、安かろう悪かろうだったらやだしな~。

実際のところどうなんだろう?ちょっと買って試してみようかな。

あと、せっかくホームセンターに来たんだし

苗売り場のほうも一応のぞいておくか。

おおっ、苗もだいぶ出揃ってきてるな-!

うーん、見てるとやっぱり苗も欲しくなる。

”苗半作”(なえはんさく)って言葉があって、

苗が上手に育てられれば、その野菜栽培は半分成功したようなもので、

そのくらい苗をうまく育てることは野菜栽培において重要だ。

っていう意味なんだけど、やっぱりプロ農家が育てた苗から育てたほうが

断然成功率は上がるだろうな。

いやいや、待て待て、

確かに苗を4株買ってしまったほうが手っ取り早く、効率的で簡単だ。

4株なら値段もタネを買うのとそんなに変わらない。

タネを余らせてしまうということも無い。

しかし、土にタネをまいて、

それが小さな芽となって生まれてきた時の、

あの感動の瞬間は、苗を買ってしまうと味わえない。

というわけで、今年もタネをまこう。

さて、で、今年はどのタネを買おうか・・・。

 

れから、先月植えたジャガイモの報告も。

3月8日に小さな芽が出てきました! (矢印の3ヶ所)

雑草と間違えそうなくらい、まだ小さな芽が3つ出てます。

出たというより、土の中から我が家のベランダの様子をうかがってるよう。

前回の記事で、”2~3週間で芽が出ます “、と書いたけど、

実際には4週間かかってしまいました・・。

原因は植えたのが2月9日と少し早めでまだ寒かった事や、

逆さ植えにした事で、芽が出るのに時間がかかったのかも。


このあと、芽が10cmくらいに育ってきたら ”芽かき”といって出てきた芽を1ヶ所2~3本に間引く作業をするのですが芽かきをするにはまだ芽が小さいので、この作業は次回また報告します。

(芽が2つ以上出ればの話ですが・・・。)

我が家のベランダには、ジャガイモを栽培してるプランター 以外に、

同じくらいの大きさのプランターがあと3基あります。

この時期の作業として、このプランターの土に堆肥を混ぜました。

混ぜた量は、土の量に対して堆肥が1割くらい。

土は、元々はホームセンターで買った野菜用培養土を

もう10年以上、堆肥を混ぜながら使い続けてる土です。

堆肥は、最初の頃はホームセンターなどで買ったものを使ってたけど、

6年前から、我が家で食べた野菜や果物の皮、コーヒーかす、お茶がら、

出汁を取った後の出汁がら、ベランダ菜園で野菜を収穫したあとの

葉、茎、根の残渣などを、米ぬかと混ぜた生ゴミコンポストを

ベランダで作っていて、そこでできた堆肥を使ってます。


この生ゴミコンポスト堆肥は、我が家のベランダプランター栽培には欠かせないので、また近々この連載で紹介できればと思っています。

 

あと、イチゴの状況も。

 

去年11月に苗をプランターに植え替えて約4ヶ月、

葉っぱが立ち上がって枚数も増えてきました。

50x20x18cm のプランターに2株ずつ、計6株植えてます。


品種は宝交早生(ほうこうわせ)。

50年以上前からある品種で、実が柔らかくて食感はいいんだけど、

そのぶん輸送で傷みやすく流通には不向きで、

スーパーなどではほぼ見かけない品種だけど、

病気に強く作りやすので、家庭菜園向けや観光イチゴ狩り園では

いまだに根強い人気がある品種です。

この時期になると果実の元になる”花芽”が出てきますが、

この時期だとまだ気温が低くて花が咲いても受粉の機能が弱く、

またハチなどの虫もまだ来ないので受粉ができず、

実が大きく育たない事が多いので花芽は摘み取ってしまいます。

3月後半から出てきた花芽を育てたほうが実がつきやすいと思います。

人工授粉という方法もありますが、私の経験上3月上旬までに出た花芽は、

人工授粉しても実が大きくならない事が多かったと思います。


*イチゴの花芽(つぼみの状態)。このあと白い花が咲いて、受粉がうまくいくと実をつけますが、今の時期に出てきた花芽は摘み取ってしまいます。

 

あと、株の側面辺りから”わき芽”が出てくるので、

栄養の分散を避けるため、これもなるべく摘み取ります。

このわき芽っていうのがちょっと分かりにくくて、

通常の葉は株の中心部あたりから出てくるのに対して、

わき芽の葉は株の側面から小さめの葉が不自然な感じで出てきます。

*イチゴのわき芽。株の側面から不自然な感じで出てます。これも摘み取ります。

と言いつつ、私もわき芽は取り忘れる事が多くて、

気がついたら、どれがわき芽か分からなくなるほど

大きくなってしまう事もよくあり、そのままにしてる株もあります。

まあその場合は、株が2つに増えたと思うことにしてます・・。


*育ちすぎてどちらがわき芽か分からなくなった・・。

またこの時期、”ランナー” という細長いつる状の茎も伸びてきます。

このランナーは、タネの代わりに子孫を増やすための茎で、

イチゴにとって大切な部分なのですが、

まだ実ができていないこの時期に伸びてきたランナーは

実の方に栄養を集中させたいので取ってしまいます。

(ランナーがまだ伸びてなくて、写真が無くてすいません・・)

しかし、花芽を摘み取って、わき芽を摘み取って、ランナーを摘み取って・・、

イチゴちゃん、取ってばかりでゴメン!

実を収穫した後でもランナーはどんどん出てくるので、

新しく苗を作りたい場合は、実を収穫し終わったあとに

出てくるランナーを育てたほうが良いと思います。

 

私も3年前からこのランナーを育てる方法で苗を増やし育ててます。

去年と一昨年にUFCの収穫祭の時に配ったイチゴ苗もこの兄弟達です。

1年間ずっとベランダにイチゴ苗を置いておくことになるので

少し面倒ですが、そのぶん愛着もわきますよ。

 

*ランナーをポットに受けて新しい苗を育てます。これは去年の様子。