URBAN FARMERS CLUB

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トマトの収穫

今年もこの日がやって来た。トマトの収穫だ。

今年はUFCから提供してもらった4品種と、自分で購入した2品種の計6品種育てた。

いずれも7月まではとても順調に育ち、あとは色づくのを待つばかりだった。

ところが7月に入ってからの長雨で、色づき始めたばかりの実の多くが割れてしまった。通常の雨くらいなら割れてしまっても、割れた部分にカサブタのような膜を作って自身を修復するので問題ないんだけど、今年の7月上旬の雨は長すぎた。一部の実は自身を修復できず腐ってしまう実もあった。来年はもっと雨よけの事を考えなければ。

 

まず、ジャパンブラックトリュフ。

初めて聞く品種で、その名前の不思議さからして一体どんな実がつくんだろうと、とても楽しみにしていた。前回の記事では中玉品種だと書いてしまったが、その後もどんどん大きくなっていき、ほぼ大玉サイズになった。形も巾着型で面白い。

1段目から大きな実が8個もついてしまい、これじゃあ上の段の実つきが続かないかな、と思いつつ色づくのを楽しみにしていた。と思っていたところに7月頭の長雨でせっかく色づき始めた1段目の実の多くが割れてしまいその一部は腐ってしまった・・。

それでもいくつかの実はカサブタを作って修復し、収穫できるとこまで頑張ってくれた。

 

ジャパンブラックトリュフで特に気になっていたのが色だ。

一体どんな色になるんだろう?名前にブラックとついてるくらいだから黒っぽい色になるのか?ワクワクしながら色づくのを待った。

そして長雨にさらされながらもつい色づいてきた。それは濃い赤というか、深みのある赤茶色っぽい感じの色になった。

味のほうは長雨にあたった後の収穫だったので、味が薄まったというかボヤけた感じになってしまったが、本来ならもっと濃い味のはずだ。と思いながら、このあとの2段目、3段目以降の実に期待しよう。

次にスウィーティチェリー。

これもUFC提供のミニトマト品種でとにかく名前がかわいい。

アイドル時代の松田聖子の歌に出てこなかったっけ?みたいな名前にひかれて、

その名前のイメージからてっきり赤かピンクの可愛らしい色のミニトマトなのか?

と勝手に想像しながら色づくのを待っていたが、そのイメージを見事にくつがえされた!

茶色だ!しかもブドウのような紫色も帯びている深みのあるブラウン色だ!

この品種、味もすごい!ブドウのような甘味にトマトの酸味と旨味が合わさったこれまで食べた事のない濃厚で複雑な味で、かわいい名前のイメージとは正反対のその妖艶な色と独特な味に驚かされた。

こちらは長雨があたる前の6月中にいくつか収穫できたので、それもよかったのかもしれない。

 

ピエンノロは、イタリアントマトの品種で、

イタリアの方言で「振り子」とか「吊り下げらる」という意味らしく、収穫したトマトを吊り下げて保存することからこの名前がついているらしい。

しかも数ヶ月吊り下げた状態で水分をとばして少し干からびたくらいのものが味が凝縮されて美味しくなるらしい。

今回育てた品種は黄色だったけど、ネットで調べると赤いピエンノロもあるみたいだ。

先端がとんがっててかわいい。

日本のような雨が多く湿気のある環境だと現地イタリアのようにはうまくいくか分からないけど、とりあえず「ピエンノロ(吊り下げる)」して干してみよう。

本来は房ごと収穫して吊り下げておくみたいなんだけど、房どりはできないのでカゴに乗せてベランダの物干し竿に吊り下げてみた。こんなんでうまくいくかな・・?。

長谷川さんのマイクロトマトは、とにかく小さくかわいらしい赤い実がたくさんついた。

こちらをスウィーティチェリーと呼びたいくらいだ。

マイクロトマトはほかのトマトの品種に比べてわき芽がたくさん伸びるので、枝葉を整えるのが少し面倒だけど、逆にわき芽を多少ほったらかしてもちゃんと実をつけてくれるのがありがたい。

最後にミニキャロル 。

これは赤とオレンジの品種を一株ずつ、市販のタネを買って育てた。

さすが大手種苗メーカーの F1品種だけあって成長も早く、7月前には2mの支柱の高さを超えてしまった。この品種、育ちの早さだけでなく実のつき具合もすごい、鈴なりだ。

7月20日の様子。10段目まで実がつき始めてる。

写真で赤く色づいてるのは4〜5段目あたりの実です。

 

オクラ

オクラは直径30cm のプランターに3株育ててます。

オクラは一株だけで育てた方が早く大きく成長していくんだけど、高さが2mくらいになり葉っぱも大きく広がって、狭いベランダだとそれが逆にデメリットになります。

3株を密植気味に育てる事で、それぞれの成長が抑えられながらコンパクトにゆっくり育っていきます。

コンパクトになる事で狭いベランダでも邪魔にならず、また、ゆっくり育つ事で実の方もゆっくり大きくなるので、収穫適期を逃して実が硬くなってしまう失敗も減らすことができます。「オクラと他人の子は育つのが早いねー」と漫才のネタになってるくらいオクラの実はすぐ大きくなって食べ頃を逃してしまう事が多いので、毎日は育ち具合を見れないという人にもおすすめです。

品種は丸オクラです。

 

キュウリ

キュウリはプランターに植えつけるのが遅くなってしまい、しかも一株しか植え、場所も室外機の風がギリギリ当たるか当たらないかというような場所で、かなり不安だったが、今日現在で6本収穫できた。さらにあと4〜5本は採れそうだ。

品種は四葉(スーヨー)という昔からある品種で、表面がイボイボしていて小さなトゲがたくさんついてる。このトゲが見た目以上に硬くて鋭く、下手に触ると怪我しそうなくらい痛い。ただ、このイボイボな見た目とは違って表面の皮自体は薄くて食感はいい。

トゲの部分は表面を軽くこすりながら洗えば取れます。

 

曲がりキュウリ も出来た。

近所の保育園で育ててもらってるキュウリも見に行ったら無事に実がついてました。

保育士さんに聞いたら何本か収穫しましたよ、との事。

この場所はちょっと日当たりが悪いので心配だったけどよかった。

ただ、品種がベランダと同じ四葉スーヨーなので、子供達がトゲやイボイボにビックリしなかったかがちょっと心配。おうちで食べてるキュウリにはきっとトゲやイボイボは無いだろうから。先生に説明しておかなくては。

今月は以上です、ありがとうございました。